多重露光写真は、重ねる写真に込めた意味と意図が絶妙に調和したとき、初めて一枚の絵として完成します

『night sea diving~月の無い夜~』

 

おはようございます^^
さとうみゆきです。

きょう、7月6日は、『天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)』。

 

この『天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)』は、年に数回ある吉日なのですが、
今年の7月6日は、

『天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)』『大安(たいあん)』『一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)』

がトリプルで重なっていると言う稀有な日。

「何かを始め」たり、「何か重大な決断をする」と、後に何万倍にもなって返って来る日と言われています。

 

 

 

さて、昨日書いたこちらの記事に、

「アプリをさっそくダウンロードしました!使ってみますね!」

「多重露出、試してみます!^^」

「ちょうど、今日試してみたところです!」

などなど、

たくさんの反響を頂きました^^
ありがとうございます。

 

 

多重露出と言う技法は、写真表現のひとつの「可能性」だと、わたしは思っています。

 

 

「多重露出」の面白さが気になり始めていらっしゃる方のために、
きょうは、もう1枚、別の写真で、
その舞台裏を大公開しちゃいますね^^

 

 

 

 

上の写真、『Night sea diving~月の無い夜~』も、
この「多重露出」と言う方法を用いて創った作品です。

 

 

それでは、どんな写真を組み合わせているのか?を、
何故その写真を選んだのか?の意図の説明と共に、
順番にご紹介させてください。

 

 

先ず、ベースの写真はこちらです・・・

 

 

 

こちらの波間を思わせる写真・・・
実は、お田植え前の田んぼです。(笑)
ゴールデンウィークに、香取神宮に行ったときに、撮影しました。

 

なんてことない日常の風景ではありましたが、
端に溜まった浮き草の”澱”の層が、
まるで寄せてくる波のようで、
美しいなあ・・と思い、撮影しました。

 

この時、すでに、
わたしの頭の中には「海」と言うキーワードが存在していた・・・
と言うわけです。

 

つまり、昨日も書きましたが、
ベースとなる1枚目の写真のイメージをもとに
「多重露出」は描いてゆきますから、
完成する写真の舞台は「海」と言うことになりますね。
ここから表現を膨らませてゆくわけです。

 

 

 

わたしが次に欲しいなあ(重ねたいなあ、描き入れたいなあ)・・・と思ったのは、
「海面」のゆらぎ、です。

 

そこでわたしがとった行動は・・・・!

 

はい、こちらです^^

 

これ、「ブルーマロー」と言うハーブのお茶なのです。
レモンを潜らせるとピンクになる素敵なハーブテイーです。
(でも、今回はそれはせずにガマン・・・^^;)

少し暗めのエメラルドグリーンの夜の海を創りたくて、
撮影のために、わざわざ煎れました。(笑)

 

 

下地の写真に重ねることを考えて、
ガラスのカップを使用しています。

 

さらに、カップの淵の部分を、
ちょうど潜水している人の目線に合わせてフレーム内に入れ込んでゆきます。

 

 

ここまで来たら、後はより脳内妄想をスパークさせるだけ。(笑)←ここ大事。

 

 

海の中には色とりどりの魚がいるんじゃないかしら・・・・?

 

 

次に重ねたのは、なんと、先日既に「多重露出」したこちらの写真です。
色味的にも熱帯魚の群れを表現するのに、ぴったりかな?と思いました。

 

 

そして、ここで終わっても良かったのですが・・・^^;
やっぱり会いたい!そこに居て欲しいのは・・・!
そう、イルカちゃん!!

 

 

でも、イルカの写真なんてありませんから^^;
そこは自分の中にある「イルカ」のイメージを
「具体から抽象へ」と起こしてゆくしかありません。
欲しい被写体が手に入らないとき、
必ずしも、それは実物でなくても良いのです。

 

イルカは、キラキラと輝く「青銀の光」を放って跳ねている・・・

 

 

わたしの脳は、
この「青銀の光」と言うキーワードを持つ
過去の写真の記憶を猛スピードで探し出してゆきます。

 

 

「あ、あの写真ならぴったりかな?!」と思って重ね合わせたのが、
こちらの写真です。

 

 

 

雨上がりの水たまりに映り込んだ空を撮った一枚です。

 

コンクリート道路に反射している「青の部分」が綺麗だなあ・・と思って、
撮影していたのを覚えています。
重ねてみると案の定、イメージ通り!^^
わたしの中の「イルカ」が表現できました。
(はい、ここで”わたしの中の”と言うのが重要です。
他の人の”イルカ”はまた違って当たり前ですからね^^)

 

 

写真を選ぶにあたっては、
普段から、「なんとなくきれいだから」と、被写体を撮るのではなく、
その場所の「何が?」「どんな風に?」気になって撮ったのかに、
いつも明確に、意識的になっていることが、とても大切です。
そうでないと、選べません。

 

 

 

とまあ・・・・、一枚の「多重露出」写真の背景には、
こんな地味な自分自身との対話と、「イメージ精査」が行われております^^;

 

この「イメージ精査」が出来ているかどうかが、
「あ、重ねたんだね~」と言う「多重露出写真」と、
「え?これ、多重露出で撮ってるの?」と言われる写真との違いに
繋がってゆきます。

 

 

昨日もお話しましたが、
写真と言うのは、要素を「足す」よりも
「引いてゆく視点」の方が実はずっと大切です。
(ものすごく大事なポイントなので、繰り返しちゃいます^^;)

 

 

多重露出写真は、
イメージ以外の要素を限界までそぎ落とした先で、
重ね合わせる写真に込める「意味」と「意図」が、
絶妙に調和したとき初めて一枚の絵として完成する、
総合芸術だと思っています。

 

 

 

 

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[ 多重露光写真は、重ねる写真に込めた意味と意図が絶妙に調和した... ]お写歩フォトレッスン,写真, 2017/07/06 10:41