カメラマンとして「在り続ける」ということ

 

こんにちは、
あなたの魂の旅に添乗するカメラマン、
さとうみゆきです^^

 

今でこそ、”携帯カメラ”やミラーレス一眼レフにも、
「自撮り機能」なるものが搭載されるようになり、
撮影担当者自らも、その場に居る他のメンバーと一緒に
同じ写真に写り込むことが出来る時代となりましたが、
わたしが学生だったころは、
「カメラ係り」を言いつかった人間は、
同じ写真に写りこめないことは周知の事実でありました。

 

「さあ!写真だ!」
そんな時、わたしはどちらかと言うと、
率先して、「じゃ、わたしが撮ってあげるね!」と立候補するタイプではなく、
そう言って手を挙げてくれる誰かが出て来るのを
しれっと、ひそっと、じめっと(笑)待っている性質でした。

 

上手く写す自信がなかったから・・と言うことではなく、
単純に、撮る側になったら、
「自分が写真に写れなくなるから」。
それが一番の理由でした。

 

みんなで撮る記念写真。
もし、そこに、自分が写っていなかったとしたら、
せっかくその場に一緒に居たのに、
居なかったことになってしまう。
カメラマンって、なんだか”損”だ。
そんな風に思っていたのでした。

 

中学、高校の特に多感な時期。
クラスの中でも、
特別目立つ存在でもなかったわたしには、
常に「存在価値」に関するコンプレックスがあったように覚えています。

 

教師からも男子生徒からも、
いつもちやほやされるのは、華やかでお洒落なグループの女の子たち。
それにひきかえ、取り立てて、
可もなく不可もない・・と言った風情・風貌の、わたし。

 

ただでさえ、クラスでも存在が薄いだろうに、
そのうえ、写真にも写れなかったら、
ますます存在がかき消されてしまうのでは・・・

 

写真を撮る側になる=自分はその場に取り立てて”必要のない人”だと自ら認めること

 

そう思いこんでいたのかも知れません。

 

 

そんなわたしに、大きな転機が訪れるのは、
高校3年生にあがる前の春休み。
京都・大阪・神戸への修学旅行の時でした。

 

 

当時、修学旅行を取り仕切っていた、
その後卒業までの間、
大変お世話になることになる英語教師のN先生から、
「修学旅行委員の副委員長をやって欲しい!」と
直々のオファーをもらい、
半ば断ることもできず、わたしは引き受けることにしました。

 

わたしが主に担当したのは、
なんと観光名所における「記念撮影」の全体の仕切り。(笑)

 

自分もカメラ係りとしてクラス全体の撮影をしながら、
各クラスのカメラ担当者への指導をし、
旅行に添乗してくださるプロカメラマンさんと密に連絡を取りながら、
時間配分を考えながら、最終的には各クラスの旅行中の写真を
バランス良く、皆が無事に注文できるよう、仕組みを作る・・・
と言うところまでが、わたしの仕事。
まるで「写真屋さん」のようなポジションだったのでした。

 

 

正直、最初は、「なぜわたしがこんな役目を?」っと凹みました。
だって、一生記念に残る修学旅行で、カメラ係りですよ?^^;
想い出の写真の中に、出来れば一枚でも多く写っていたいのに、
カメラ係りになったら、
自分は他の人に比べて、写る枚数は格段に少なくなってしまう。

 

でも、引きうけた以上は仕方がない。
せめて、面白い写真をたくさん撮って、
みんなに喜んでもらわなくちゃ!

わたしは、しぶしぶ氣持ちを切り替えることにしたのでした。

 

☆☆☆

 

最初の目的地、新神戸の駅の広場で、
添乗カメラマンとして同行してくださることになったアベさんに、
よろしくお願いしますと「ぺこり」と素っ気なくおじぎをし、
挨拶もそこそこに、旅行はスタートしました。

 

そして、オリエンテーション後、
各クラス、各グループごと、それそれが、
異国情緒あふれる神戸の街へと散ってゆきました。

 

 

最初の目的地、異人館、オランダ屋敷の前の広場で、
皆で入館を待っていた時のことでした。

 

ふと、頭上を見上げると、
塀の上のガードレールに長身の身を預けるようにして、
大きなレンズをつけたカメラを構えている人がいます。
その人は、先ほど挨拶をした添乗カメラマンのアベさんだとすぐに分かりました。
その時、なぜかは理由は分からないけれど、
わたしにはカメラを構えているアベさんが、
とても悲しい目をしているように見えたのでした。

 

あの人、どこを見ているんだろう?
どうして、あんなに、悲しそうな目をしているんだろう?
(その理由は、少し後になってから分かることになります)

 

何を今、撮っているんだろう?
誰を今、撮っているんだろう?
誰を今、見ているんだろう?

完全なる、ひと目惚れでした。
ただし・・・それは・・・

 

今になって思うと、
わたしは、写真よりも、カメラよりも、ずっと先に、
”カメラマン”と言う生き物が持つ「視線の先の景色」に、
恋をしてしまったのかも知れません。

 

ただ、高校生のわたしにとっては、
それは単なる「ひと目惚れ」と言う認識にしかならず、
そこからは、まあ、
何かと理由をつけては、
写真のことでアベさんに質問をしに行き、
旅行中の撮影にも俄然力が入り始めました。(笑)

「どうしたら、楽しく写真を撮ることが出来るのか?」
「何を大切に写真を撮っているのか?」

アベさんと話しがしたいから、
写真のことが知りたいのか?

写真を撮ることが、ただ楽しいからなのか?
もはや、わたしにとっては、どちらでもよくなっていました。

アベさんのおかげもあって、
旅行中の写真はとても良い写真となり、
みんなに喜んでもらうことができました。

 

そして、ここまでのことは大幅に割愛しますが、
なんと、その後アベさんとは、個人的にお付き合いすることになるのです。
生まれて初めて、内気だったわたしが、
自分から猛烈にアプローチしたんですよね。

 

けれどもお互いに色々あり、共に生きる運命の人ではないと分かり、
彼が29歳、本格的に報道カメラマンとしての道を歩み始めたばかりの頃、
24歳、わたしの人生の一番の晴れの写真を彼が撮影してくださり、
その後、わたしは渡米し、
帰国後、彼が既に、この世にはいないことを知るのでした。

 

 

 

20年前、あの頃は、自分がまさか、
アベさんと同じ、カメラの道を歩むことになるだなんて
予想だにしていなかったけれど、
わたしの「人生」と言う「大河の流れ」の中に、
「写真」と言う一石を投じてくれたのは
間違いなく彼だといっても過言ではありません。
こんな風にして、神様は、
ちゃんと、その人が、
その人に還るために必要な道しるべを
残してくれているのかも知れません・・。

 

 

あの日、「カメラ」よりも「写真」よりも、
カメラマンと言う生き物が持つ「視線の先の景色」に恋が出来たことは、
今のわたしの写真にしっかりと受け継がれているような氣がしています。

 

きょうの写真は、先日、名古屋で開催された
長島由利子さん主宰のスイートコミユの合宿でのワンシーンを
撮影したものですが、
確かに写真を撮っているわたしはそこには写ってはいません。

 

けれど、自分の視線の先に広がっている、
愛しい人たちの光景をファインダーいっぱいに抱きしめながら、
寂しいなんて、今のわたしは、これっぽっちも思っていません。

こうして一瞬たりともそれらを逃さず残してゆけること・・・

この歓びこそ、

「共に在って共に無い、共に無くとも共に在る」

カメラマンで在り続けることの最高級の幸せであると、
今のわたしは誇らしく思っています。

 

 

それを最初にわたしに教えてくれた、
今はもう、この世に居ないあの人も、
きっと、今も共に、レンズを覗いていてくれているのではないかと・・
そんな風に、時々思うのです。

 

 

長々と、お読みくださり、本当に、ありがとうございました^^

 

 

 

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[ カメラマンとして「在り続ける」ということ ]カメラのこと,写真,徒然,氣づき, , , 2017/10/07 14:48