魔法の鍵

 

「コンビーフ」
と言う食べ物を
初めて口にしたのは、
たしか、
中学3年生の夏休み。

 

両親が外出している間に、
家に遊びに来た料理好きな
友人の1人が、
お昼を一緒に
作って食べようと言って、
諸々買って来てくれた
食材の中に、それはあった。

 

「みゆきちゃん、
キャベツ炒めてるから、
コンビーフ缶を開けておいて!」

 

頼まれて、缶とにらめっこ。
これ、いったい、
どこから開ければ良いの?

 

 

所謂、加工品が大嫌いだった
父の影響で、
我が家の食卓には
缶詰が殆ど上がらなかった。

それゆえ、
コンビーフの開け方など、
さっぱり分からなかったのだ。

「うそ?知らないの?」

 

缶の脇にぺたんと貼られた
何やら薄い鍵のようなものを、
これまた缶の脇から
ぴろりと出たひも状の金属に
差し込み、巻き付け、
そのままくるくるくる…と、
巧みに回転させてゆくと、
隙間が現れ、
最後、ぱかん、と、
呆気ない音を立て、
上下に缶が分かれるのを
見た時の感動ったらなかった!

 

 

以来、
もう30年くらい経つけれど、
コンビーフを開けるたび、
魔法の鍵に
心が踊る。(*^^*)

 

 

 

 

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[ 魔法の鍵 ]徒然2017/07/22 14:11